「学ぶ」のに年齢って関係ない。
最近、良く耳にする「学び直し」という言葉。
リカレント教育というらしい。
リカレント教育とは..
社会に出た者(社会人)が教育機関に入り直して改めて教育を受けるということ、および、そうした活動を支援する制度や取り組み、考え方のこと。(出典Weblio辞書)
就職したものの、別の仕事・分野に興味がでたり
キャリアアップのための資格取得、留学がしたいなど
人によって勉強する理由は様々。
日本での「学び直し」の難しさ
日本では社会人になってから勉強することは結構ハードルが高い。
仕事の他に勉強したいことがあっても日々の仕事の忙しさに
それどころじゃない場合が多いし、じゃあ仕事を辞めて勉強しようかって考えても
そのときの経済状況や、将来的なリスクを考えて踏み出せないことが多い。
周りから「まだ学生やってるの?」って目を向けられることも多い。
留学先で出会った新しい価値観
大学生のときアメリカに留学していたことがある。
当時、私が通っていた学校に一人の中東出身の男性がいた。
確か年齢は40代半ば。家族そろってアメリカに来ているらしい。
20代、30代前半の留学生が多い中、40代の彼が私には珍しく見えた。
「何でわざわざアメリカまで留学にきたの?」
私がそう聞くと
「母国ではエンジニアをしていたんだけど、英語を学んでさらに仕事に活かしたいんだ。それに英語ができると給料や待遇もよくなるしね。」
だそうだ。
しかも聞くところによると、留学にかかる学費、滞在費などは国からの補助が出るそう。
それを聞いてビックリした。
私は当時いわゆる「ブランク」といわれる空白期間を作りたくなかったから
学生のうちに留学しなきゃ、勉強しなきゃと思ってた。
だから彼のようにいくつになっても勉強できる、
しかもその制度が国で整っているということは衝撃的だった。
彼の国では全体的に学習希望者を応援したり
受け入れる雰囲気、風土があるんだな。
授業中の彼は学ぶ事に対してとても積極的だったし、メキメキ英語も上達していた。
きっと英語を活かして今頃はもっと充実した生活を送っているんだろうな。
学ぶのに年齢って関係ない
上に記した彼との出会いから
自分がやりたい、学びたいって気持ちがあったら
学ぶのに年齢って関係ないって思ってる。
日本でももっと年齢に囚われずに学べたり
受け入れる雰囲気があればいいな。
新しいことを学ぶのってワクワクするし楽しい。
自分の人生をもっと豊かにしてくれるはずだから。